【胡蝶蘭の管理方法】胡蝶蘭 育て方 、水やり、花が終わったら |胡蝶蘭専門店はなやか
胡蝶蘭の管理方法(胡蝶蘭の育て方)
難しいと思われがちな、胡蝶蘭の管理方法。
「もっと簡単に育てられるお花だったら良かったのに…」胡蝶蘭をもらったときに、こんな事を思ってしまう人も多いのではないでしょうか。
実は胡蝶蘭のお手入れ、コツをつかんでしまえばそんなに難しくはありません。基本的な育て方は家庭でもオフィスでも同じです。
春・夏・秋・冬など季節によっても違いはありますが、まずは基本的な育て方から説明します。
胡蝶蘭のお手入れで一番知りたいのは、水やりの頻度ではないでしょうか。
春・夏・秋・冬と季節によってもちろん差はありますが、1週間に一度たっぷりと水をあげるのが基本です。十分に水をあげ、ポットにたまった水も捨てる必要はありません。
オフィスでもたっぷり水をあげてください。
少し前まで胡蝶蘭の水やりは、夏の暑い時期で10日に1度。冬など寒い時期は、20日に1度。受け皿にたまった水は、根腐れの原因となるため捨てるよう説明されていました。
ですが胡蝶蘭のお手入れ方法は時代とともに変わり、水やりの頻度も短くおすすめしています。胡蝶蘭のポットも、今では底に穴が空いていないものが使われるようになってきました。
特に花がさいている時期は、水を切らさないよう注意が必要。
オフィスでは冷暖房が完備されているところが多いので、乾燥して水切れを起こさないように気をつけてください。
胡蝶蘭のお手入れで、日光は必要なのでしょうか。
正解は、あまり必要ありません。日光が当たらなくても、室内の明かりで十分育ちます。
植物には日光が必要と窓際の直射日光の当たる場所へ置く人がいますが、強い日差しは絶対に避けてください。
胡蝶蘭を窓際に置く場合、カーテン越しの柔らかい日差しで暑すぎないところを選びましょう。
明るいオフィスでは置く場所を選ばず、花のついている時期は人目につく受付などに置いても華やかになると思います。
胡蝶蘭を育てるとき室温は、5℃〜35℃。理想の温度は18℃〜25℃で、人が生活するために過ごしやすい温度です。
そのため人が常に居るリビングやオフィス空間は適温に調整されていて明るく、胡蝶蘭を置く場所にも最適。玄関や受付などもおすすめです。
気をつけたいのは、冬場5℃以下になる場所。胡蝶蘭は熱帯に生息している植物のため、寒さにはとても弱いです。
胡蝶蘭は5℃以下になると凍傷になり、枯れてしまう原因にもなります。
胡蝶蘭のお手入れで、気になるのが肥料。花や野菜を育てるには、ほとんどの植物に肥料が必要です。
ですが胡蝶蘭には基本、肥料は必要ありません。
胡蝶蘭は水を与えるだけで育ってくれる、実はお手入れがとても簡単な植物。オフィスなど人が住んでいないところでも、安心して育てる事が出来ます。
胡蝶蘭の肥料について詳しくは、こちらのページをご覧ください。
オフィスで贈られた胡蝶蘭を育てる方法は、自宅で育てる基本的な方法と同じ。
基本は明るく過ごしやすい場所で、定期的に水やりする。
無理に日光をあてなくても明るいオフィスであれば、十分に胡蝶蘭を育てる事が可能です。
育てるのが難しいと思われがちの胡蝶蘭ですが、他の植物に比べお手入れはとても簡単。人が常に業務を行っているオフィスは人が過ごしやすい温度に調整されているところが多く、胡蝶蘭を育てる温度に最適です。
植え替えや肥料も、基本必要ありません。
手入れが簡単なのに、オフィスでもキレイな花を長く楽しむ事ができる胡蝶蘭。
花が終わった後の胡蝶蘭を「見栄えが悪くなった」と処分したり人目に付かないところに移動させず、次の開花にむけて「胡蝶蘭を育てる」楽しみを味わってください。
オフィスで胡蝶蘭を育てるときに気をつける事
気をつける点は3点
- 冷暖房の風が調節あたる場所へは置かない
- オフィスの温度を気をつける
- 連休前はしっかりと水をやる
胡蝶蘭を冷暖房の直接あたる場所へ置く事は、オフィスでも自宅でも厳禁です。オフィスでは大型の冷暖房機具が使われているところが多いので、特に気をつけてください。
また夜になると人がいなくなるオフィスでは、誰もいなくなった後オフィスの温度調整ができません。長期連休などで、お手入れができない時もあるでしょう。
長い時間胡蝶蘭のお手入れができないときは、しっかりと水を与え5℃〜35℃を越えない場所へ置きましょう。
空調が完備されているオフィスはあまり心配いりませんが、「冬場は窓際から離す」「夏場は太陽光から遠くて温度の上がりにくい所を選ぶ」など工夫が必要です。
胡蝶蘭はお手入れ簡単で育てやすい植物
胡蝶蘭のお手入れ方法と、オフィスでの育て方について説明しました。
お祝い事で贈られる事の多い胡蝶蘭。
「お手入れが面倒」「育て方が難しい」と思っていた人も、とても多かったのではないでしょうか。
胡蝶蘭はとても賢い植物。
マメにお手入れしなくても強い生命力をもって成長し、きれいな花を長く楽しませてくれます。
是非あなたのオフィスでも、胡蝶蘭を育ててみてください。
胡蝶蘭のお花が終わってしまった後、お手入れ次第ではもう一度花を咲かせる事が可能です。
室内で胡蝶蘭を育てる場合、開花時期は3月〜5月。春の早い時期に花が枯れてしまった胡蝶蘭は、もう一度花をつけてくれる可能性があります。
花が終わった後の胡蝶蘭の茎を長めに節の手前で切ると、節から新しい花芽が出てくるかもしれません。
2度咲かせる事ができなくてもお手入れを続けていれば、また来年キレイな胡蝶蘭を見る事ができます。
次に会う日を楽しみに、胡蝶蘭のお手入れを続けてください。
もう一度花を咲かせる方法【切り戻し作業】
花が咲き終わったタイミングで、本来であれば花茎を根元から切ってあげて株に体力回復をさせてあげるのですが、2番花を咲かせる方法は花茎を切る位置が違います。切る位置を変えることにより、花を咲かせる体力が残っている元気な株であれば、比較的早く花芽が生長しつぼみをつけてくれるのです。
- 花が全て落ちるか、もうすぐ終わりそうな花の胡蝶蘭を用意します。
- 花茎の根元から4節目の2~3cm上あたりを切ってください。
- 新しい花芽が伸びだすのを待ちます。花芽が伸びだした方向を、窓辺の明るい方に向けるといいでしょう。
胡蝶蘭は花が終わったからといって、枯れてしまったわけではありません。
もし今回紹介した方法で今年中に2番花が咲かなくても、株さえ生きていれば来年どこかで花が咲く可能性があります。
1年で2回咲くだけの体力が残っていなかっただけですので、来年まで気長に待ちましょう。
2番花を咲かせてくれたとしても、最初に花を咲かせるのにかなりの体力を使っていますので、2回目は輪数は少なめになってしまうかもしれません。
それでも2番花が咲いた時は驚きと嬉しさがあります。この2番花を咲かせる切り戻し作業は、胡蝶蘭の花が好きな人はぜひ一度チャレンジしてみてください。